酔いどれ男マイケルオズの「ひとり旅で一人酒」

ひとり旅やタウン散策に出かけては各地の酒場を飲み歩いている酔いどれ男「マイケルオズ」が、東京、大阪などを中心に全国各地で訪れた居酒屋、立ち飲み屋、大衆酒場などの探訪コラムを紹介しています。

タグ:網走市

酔いどれ男のさま酔い飲み歩記~掲載50回特別編第1話「今はなき懐かしの名酒場」を公開しました。



★今回紹介している酒場

・高知市「MONK」
※残念ながら閉店しました

※ブログ紹介コラム


・網走市「底曳」
※残念ながら閉店しました

※ブログ紹介コラム


★酒場探訪リスト


★宿泊予約はじゃらんで


★★ひとり旅のヒントやアドバイス、全国各地の見どころなどをご案内!
「ひとり旅で全国を巡ろう!旅道楽ノススメ」→ぜひご覧ください
note連載中の「酔いどれ男のさま酔い飲み歩記」もヨロシク!


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今から23年前、北海道網走市に年配のご夫婦が切り盛りしていた「底曳」という居酒屋がありました。オホーツク料理を銘打っていましたが、観光客向けというより、地元密着型の店でした。とても居心地のいい店でしたが、残念ながら廃業しています。

親父さんが一風変わった方で、何が美味しいか聞くと「そりゃあキンキだけど、簡単には勧められない」と言います。どうしてか聞き直すと「値段が高い」と一言。当時若かった私には手が出ないだろうと思ったのでしょう。結局、安くても美味しい「サンマ」をいただきました。

酒の出し方も一風変わっていて、日本酒を注文すると、女将さんが一升瓶を目の前にドンと置きました。あまりの豪快さに驚いてしまったのですが、女将さんは「これなら、どのくらい飲んだのか分かるからね」と笑っています。これが「底曳」のやり方だったのかもしれません。

当時の私は人気漫画「美味しんぼ」に感化され、背伸びをしてグルメを自称していましたが、ガイドブックでは紹介されないような地元の小さな店に出会うことこそ、旅の楽しみであることを知りました。さらに言えば、「飲み歩き道楽」の原点の一つだったかもしれませんね。

sokobiki

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