酔いどれ男マイケルオズの「ひとり旅で一人酒」

ひとり旅やタウン散策に出かけては各地の酒場を飲み歩いている酔いどれ男「マイケルオズ」が、東京、大阪などを中心に全国各地で訪れた居酒屋、立ち飲み屋、大衆酒場などの探訪コラムを紹介しています。

2020年12月

年内最後のブログ執筆となります。本来なら、楽しい酒場の情報を紹介し、明るく締めくくりたかったのですが、それがかなわず非常に残念です。言うまでもなく、新型コロナウイルスの影響です。

飲み歩き道楽としての2020年は、3月で終わってしまいました。3月下旬に地元・上諏訪で軽く飲み歩いて以来、酒場を訪れていません。約9カ月のブランクは「異常事態」と言えます。

ただ、年内で今の仕事を「引退(退職)」することを公表し、来年早々には「酒席を設けたい」とのお声もかかっています。ようやくブランクを解消できそうな希望の光も見えているところです。

とは言うものの、新型コロナはまだまだ蔓延しそうですので、県外に飲み歩きや旅行に出かけられる見通しは全く立ちません。その意味では、来年も厳しい年になりそうですね(苦笑)

1年間当ブログをご覧いただき、ありがとうございました。 マイケルオズ
ienomi


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「自分はどのくらい酒が飲めるのだろうか?」ということを、意図せずにチャレンジしたのが、2008年3月の大阪でのはしご酒でした。

大阪市内で一泊した翌朝、萩ノ茶屋(あいりん地区)を訪れます。この界隈は、朝から酒場でおっちゃんたちが飲んでいるのがごく普通の光景。しかし私は、初めて訪れた萩ノ茶屋の光景にビビリ、酒場に入ることはできません(苦笑)

もう少し、ハードルを下げてみようと、新世界に行って飲み始めることにしました。2軒飲んだあと、いよいよ萩ノ茶屋に挑もうと思い、訪れたのが酒のもりたでした。今思えば、いちばんいい店が皮切りになってくれたと思いますね(笑)

もりたの後は、新今宮周辺で2軒飲み歩きます。かなりヘベレケになっていましたが、ふらふら萩ノ茶屋に戻り、さらに1軒。とどのつまりは吹きさらしの立ち飲み店で、ほとんど現地住民になりきって飲んだくれました。

そのあと、帰宅するために電車に乗ったのですが、途中で気分が悪くなり、ある駅に飛び降りて粗相をしてしまいました。すなわち、私のはしご酒は7軒が限度だということを思い知らされたのでした(苦笑)
hashigozake

〇ホームページ版「ひとり旅で一人酒」のコラム「酒仙もどきの面白秘話」より転載しました。
〇「応援します!名物酒場」シリーズは、新型コロナウイルス感染拡大のため、しばらくお休みします。
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 旅先で酒を飲もうというとき、お店選びというのは重要なポイントになります。今でこそ食べログなどで情報を入手できるようになりましたが、以前は地方都市に泊まった場合、酒場の情報をまったくないというケースも少なくありませんでした。

 宮崎県中部の日向市もそんなまちでした。幸い一軒目の店は日向地鶏を食べさせてくれる家庭料理店に入ることができ、それなりに満足しながら次の店を物色しました。ほろ酔いの私の目に「焼酎道場」の文字が飛び込んできたので、吸い込まれるように入っていったのです。

そこは、地元の人たちでにぎわう一杯飲み屋ですが、一風変わったお店でした。芋焼酎のお湯割りをコップ酒で頼み、それをちびちび飲んでいたのですが、突き出しもなければ料理の注文も一向に取ろうとしません。今思えばメニューらしきものもなく、壁に品書きが張ってあっただけでした。

それでも隣り合わせた地元のおっちゃんや水商売風の女性と四方山話に花を咲かせるようになると、もはや料理などどうでもよくなってしまい、とうとうコップ酒二杯だけ飲んでご機嫌で店を出たのでありました(笑)(2002年10月)

syoucyudouzyou(hyuuga)

〇ホームページ版「ひとり旅で一人酒」のコラム「酒仙もどきの面白秘話」より転載しました。
〇「応援します!名物酒場」シリーズは、新型コロナウイルス感染拡大のため、しばらくお休みします。
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冬になると鍋物が美味しくなります。秋田県の鍋物といえば、代表的なのが「きりたんぽ鍋」です。秋田県北部の大館市は郷土料理として「きりたんぽ鍋」を積極的にPRしています。

米どころの秋田なのできりたんぽが美味しいのはもちろんですが、県北部の大館周辺には比内地鶏というブランドがあって、このだし汁で煮込み、比内地鶏の肉や地物の野菜を入れた「きりたんぽ鍋」はまた格別だといいます。

大館市では、料理屋やホテルで年中「きりたんぽ鍋」がいただけますが、やはり旬は秋から冬にかけてのようです。ある小料理屋に行って話を聞くと、その時期しか「きりたんぽ鍋」をやらないとのことでした。また、「きりたんぽ鍋」は本来家庭料理であり、料理屋で出されるものは万人向けに仕立てているそうです。

蛇足ですが、この時の大館市内での一杯はさんざんで、クサクサとしているなかでふと見つけた地元の人しか立ち寄らないような店。温かい雰囲気に気分も一新されました。(2011年1月執筆)
oodate


〇ホームページ版「ひとり旅で一人酒」のコラム「酒仙もどきの面白秘話」より転載しました。
〇「応援します!名物酒場」シリーズは、新型コロナウイルス感染拡大のため、しばらくお休みします。
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