酔いどれ男マイケルオズの「ひとり旅で一人酒」

ひとり旅やタウン散策に出かけては各地の酒場を飲み歩いている酔いどれ男「マイケルオズ」が、東京、大阪などを中心に全国各地で訪れた居酒屋、立ち飲み屋、大衆酒場などの探訪コラムを紹介しています。

2020年06月

今回は、ブログ「あの町この味 ひとり旅」とのコラボ記事として書かせていただきます。

酒場でお酒を注文すると、すぐさま出してくれるのが「お通し」です。本格的な注文を入れるまでのつなぎというだけでなく、「お通し」一つでその店の個性や実力が分かります。

最近では凝った「お通し」を出す店も増えています。東京都内のある居酒屋では、目の前にいきなり七輪と串刺しのエビ1匹が出てきて驚いたことがありますが、これも「お通し」だったのです。

一方、大阪の立ち飲み店や大衆酒場では、「お通し」という概念のない店も多数あります。その代わり、保冷ケースの中に小鉢物を用意している場合がほとんどです。

大阪の人に言わせれば、「勘定払うんやから、好きなもん食わせて」という感じでしょうか(笑) 私も基本的には大阪のような「お通し」がないスタイルの方が合っています。
otoushi

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umewari
東京の大衆酒場でキンミヤをはじめとした甲類焼酎は欠かせません。定番のホッピーはもちろん、「ボール」とも呼ばれる酎ハイボールの「中身」に使っています。

その甲類焼酎をストレートで出してくれる店が時々あります。度数25度の焼酎をそのまま飲むのは、さすがにキツイですが、そこに梅のエキスを入れた「梅割り」で飲みやすくなるのです。

「梅割り」には二つのパターンがあって、一つは最初から梅のエキスが入っている焼酎、もう一つはテーブルなどにエキス入りの容器があり、ストレート焼酎に自分で入れて飲むスタイルです。

やや小ぶりのコップに入っているとはいえ、そこは焼酎ですから、一杯飲んだだけでかなり効きます。「梅割り」で口当たりがよくなったからと言って、飲み過ぎないようにしないといけません(笑)

同じブログを「あの町この味ひとり旅」にも掲載しました。

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以前にも当ブログでご紹介した東京赤羽にあった居酒屋「八起」。再来訪した時に、店の前に「閉店」の文字を見かけて、非常に残念な思いをしたことを覚えています。

姉妹ブログの「あの町この味ひとり旅」で、酒の肴として八起名物だった「チャーメン」を紹介しました。ブログの一部を転載しましたので、ご覧ください

『「チャーメン」は東京下町の赤羽にかつてあった居酒屋のメニューです。同じ名前の麺類を出す中華料理屋さんもありますが、あくまでも居酒屋の肴のご紹介となります。
早い話が「もやし炒め」なのですが、溶き卵を流しいれた感じはチャーハンっぽくもあり、もやしが麺に見える感じもありで、食べてみると酒の肴に合うような味付けがお見事です。

このメニューを出していた赤羽の「八起」は、残念ながら閉店してしまいましたが、調べてみると、有楽町にも同名の店がありました。すぐにでも確かめに行きたいのですが・・・ムリですね(苦笑)』

当ブログの赤羽「八起」ご紹介(2019年1月)
charmen

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新型コロナウイルスの影響で、いまだに飲み会(宴会)が開けない状況が続いています。似たような状況は9年前にもありました。東日本大震災の直後、自粛ムードが広がった時です。当時の思いをホームページに記していましたので紹介します。

『大震災発生後、日本全国でさまざまな自粛の動きが出ています。あれだけの大災害なのでイベントでワイワイやったり、飲み会で騒いだりという気分になりにくいのもよく分かります。聞いた話ですが、諏訪地方の居酒屋さんでは震災直後からキャンセルが相次ぎ、週末も閑古鳥が鳴くというありさまとか。お店の人は「こちらの営業も成り立たなくなる」と悲鳴を上げています。

地域経済を低迷させてまで自粛をする意味はないと考えます。酒飲みの私にとってみれば、自分の健康以外の理由で酒を飲むなと言われたくありません。自粛を理由に飲みたい酒を飲まずに悶々としているより、まちに繰り出して飲みたいだけ飲んでもいいのではないかというのが私の結論です。度を過ぎない程度の飲み会なら、ぜひとも企画していただきたいですよね。』

この記事を読めば、今とは「似て非なる」状況だったことがわかります。ただ、当時の記事の最後にはこう記してあります。
『復興の道筋が見えてきた折には、ぜひとも被災した三陸海岸、仙台、福島浜通りで美味い魚と美味い酒を飲みたいものだと願っています』
同じ思いであることに今も変わりありません。被災地での飲み歩き、ぜひとも実現させたいものです。

zisyukuno
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広島県呉市を訪れたのは1999年ですから、今から21年前になります。この街の中心街にある蔵本通りには、昔ながらの屋台が並んでいるエリアがあると聞き、1軒目でほろ酔い気分になったところで、思い切って足を運んでみました。

なぜ「思い切って」になるのかと言うと、当時は30代中頃で旅慣れていたとはいえ、知らない街で屋台に入って飲む勇気がなかったからです。今でも一見の店に入る時は少し緊張しますが、「屋台にふらりと入るには年季が足りない」と自分で思い込んでいたふしがあります(笑)

当時の蔵本通りの屋台は、観光地化されておらず、地元住民の憩いの場でした。この夜は2軒の屋台をはしごしたのですが、両方とも家族経営のようで、一見でも常連でも関係ないアットホームな雰囲気が印象的。おでん数店とコップ酒を注文しただけの安上がりの一杯となりました。

この屋台での経験は、後に「安くて居心地のいい酒場を見つける」という私の飲み歩きの原点にもなったのです。ブログ執筆のあたって改めてネットで調べて見たら、蔵本通りの屋台は今も健在でした。機会があれば、ぜひ再訪してみたいエリアの一つです。

kuramotoyatai
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