新型コロナウイルスの影響で、いまだに飲み会(宴会)が開けない状況が続いています。似たような状況は9年前にもありました。東日本大震災の直後、自粛ムードが広がった時です。当時の思いをホームページに記していましたので紹介します。

『大震災発生後、日本全国でさまざまな自粛の動きが出ています。あれだけの大災害なのでイベントでワイワイやったり、飲み会で騒いだりという気分になりにくいのもよく分かります。聞いた話ですが、諏訪地方の居酒屋さんでは震災直後からキャンセルが相次ぎ、週末も閑古鳥が鳴くというありさまとか。お店の人は「こちらの営業も成り立たなくなる」と悲鳴を上げています。

地域経済を低迷させてまで自粛をする意味はないと考えます。酒飲みの私にとってみれば、自分の健康以外の理由で酒を飲むなと言われたくありません。自粛を理由に飲みたい酒を飲まずに悶々としているより、まちに繰り出して飲みたいだけ飲んでもいいのではないかというのが私の結論です。度を過ぎない程度の飲み会なら、ぜひとも企画していただきたいですよね。』

この記事を読めば、今とは「似て非なる」状況だったことがわかります。ただ、当時の記事の最後にはこう記してあります。
『復興の道筋が見えてきた折には、ぜひとも被災した三陸海岸、仙台、福島浜通りで美味い魚と美味い酒を飲みたいものだと願っています』
同じ思いであることに今も変わりありません。被災地での飲み歩き、ぜひとも実現させたいものです。

zisyukuno