酔いどれ男マイケルオズの「ひとり旅で一人酒」

ひとり旅やタウン散策に出かけては各地の酒場を飲み歩いている酔いどれ男「マイケルオズ」が、東京、大阪などを中心に全国各地で訪れた居酒屋、立ち飲み屋、大衆酒場などの探訪コラムを紹介しています。

2021年03月

okonomimura
お好み焼き文化を代表する2大都市といえば、大阪と広島ですね。大阪のお好み焼きは一般に粉もんと言われ、たこ焼きなどと同じファーストフード的な感覚ですが、広島のお好み焼きは肉と野菜と焼きそばが入って、ボリューム満点。完全食になりえるような印象が強いです。

広島とお好み焼きは切っても切り離せず、数多くの店がガイドブックで紹介されています。ただ、夜の飲み歩きとなると「腹いっぱいにはなりたくない」と考えてしまいがち。それでも、ほろ酔いになったところで、足はふらふらと「お好み村」に向かっていたのです(笑)

もともと戦後の復興時の屋台から出発し、プレハブの店舗街となり、今はビルのなかに店がひしめき合うにぎやかなスポットになりました。そのうちの1軒に入り、鉄板に沿っておかれた椅子に腰かけてからビールを注文します。

お店のおばちゃんもはしご酒の客だと知ってか、「そば抜き」で焼いてくれました。これなら野菜だけだし、しっかりと飲めます。いかにも屋台で飲んでいるような感覚と庶民的な雰囲気、土地の人たちの社交場として定着していました。

広島の「お好み村」のサイトです


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wine
山梨県の旧勝沼町(甲州市)は、日本屈指のワインの生産地として知られています。明治の始め頃からワイン醸造を手がけていることもあって、甲州ワイン(以前は勝沼ワインだった)というブランドも確立しており、ワインファンならずともすっかりおなじみとなっています。

原産地呼称認証制度を取り入れているため、甲州産ブドウで作ったワインが飲みたければ、そのラベルが入ったものを買えばいいわけです。それだけブランドにこだわっています。

「あれもこれも味見をしてみたい」「試飲してから買いたいのだが」という私のような人(!)にはうってつけな施設が、勝沼ぶどう郷駅からほど近いところにある「勝沼ぶどうの丘」です。

飲食、温泉、宿泊がそろった施設ですが、何といっても「ワインカーヴ」と呼ばれるワインが試飲できる地下室が一番の魅力。専用容器のタートヴァンを購入すればいくらでも飲むことが出来ます。

もちろん、試飲をする場所なのでおつまみと一緒にというわけにはいきません。しかも酔わないように口に含んだワインを吐き出せるようにもなっています。むろん飲んでしまってもかまいませんが、飲みすぎないよう、ほどほどにしておいたほうがいいですね(笑)



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東日本大震災から10年目を迎えます。それと同時に、福島第一原発事故からも10年、いまだに多くの人々が影響されており、決して事故は終息したわけではありません!

福島市には2度訪れています。1度目は震災前の2009年、2度目は震災後の2014年。名物の「円盤餃子」を食べ、「こらんしょ横丁」で飲み歩き、楽しい夜を過ごさせていただきました。

09年の飲み歩きでは、「ホンキィトンク」というバーを訪ねました。名称の「ホンキィトンク」が若い頃に仲間と組んだバンドと同じ名前だったので、つい懐かしく思ったのです(笑)

14年は、こらんしょ横丁の「あねさの小法師」という小料理屋で飲みました。女将さんから原発事故の風評被害の話を聞き、胸の痛む思いをしました。が、手料理はとても美味しかったです。

福島市には、郊外に飯坂温泉という名湯もあります。今は新型コロナで旅行ができませんが、3度目の福島市での飲み歩きをぜひ実現させたいと思っています。
fukushimashisakaba

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mirokuyokocho
屋台村というのが全国各地に出現しています。カウンターのみの小さなスペースを店舗として貸し、そこで営業ができるというシステムのようで、まちおこしや観光誘客の手段として脚光を浴びています。利用する側としても、屋台のようにふらりと店に入ることができ、軽く飲んでサッと次に行くもよし、酔客同士や店の主人・女将と四方山話をするもよし、気軽な雰囲気で楽しめますよね。

そんな中から、青森県八戸市の屋台村「みろく横丁」を紹介します。そもそも八戸市には細長い小路に飲食店が連なる横丁があちらこちらにあり、ハーモニカ横町、たぬき小路、八戸昭和通りなど名前を聞くだけで楽しそうなところが目白押しです。みろく横丁もそのひとつですが、ここは小路が屋台村になっているのが特徴で、郷土料理から炉端、鮨、ラーメンなどさまざまな店が並んでいます。

いかにも新しい飲食スポットらしく、若い女性が店頭で客の呼び込みをしており、それにつられてついつい・・・という男性酔客も多いのでしょう。ただ、一言だけ言わせてもらうと、若い店主や女性店員の客あしらいが今ひとつのような気がします。好きに飲んでください、というのもいいですが、一人客にはちょっと声をかけてみるなどの気配りもほしいですよねえ(苦笑) でも、店さえ選べば、旅人でも雰囲気にどっぷり浸かれることうけあいです。
(2011年記)


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